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先日、ある企業を訪問した際に、こんな話をお伺いしました。
「段取り八分、仕事二分」
重要な業務や難局を乗り切るには、準備が必要であり、不可欠です。準備には、時間も手間もかかります。しっかりとした準備を整えた上で、業務に取りかかること。これが習慣になっていると、大きなトラブルは発生しにくくなったそうです。

部下の仕事の出来栄えには、部下の仕事に対するモチベーションが大きく影響します。その為に、マネジャーは、部下に高いモチベーションをもたらす必要があります。部下のモチベーションが高ければ、部下は自分の仕事の成果や内容を自ら点検し、更にその出来栄えを高めようと考えます。部下のモチベーションが高いことは、平常時のリスクマネジメントとしても重要なポイントです。

では、どうやって部下のモチベーションを高めていけばよいのでしょうか。
その方が仰った話では、「現代は、自己肯定感が非常に低い。自分がやっていることに自信を持てていない。自分がやることが正しいことなのかどうか。その自己肯定感を高めるには、自分自身では、なかなか難しい。だからこそ、マネジャーが声をかけたり、励ましたりすることが大事なんだ」と。

否定から入るのではなく、肯定から入ってみましょう。誰しも、否定されることを望んではいないのです。
もしもミスをしたとしても、次同じようなミスをしないような「励まし」が必要。
相手を追い詰めるような「詰め」ではなく「寛容な気持ち」をもって、次頑張ろう！と思える声掛けをやっていく。
すると、自然と会社の雰囲気も変わってきたそうです。

今できることを、少しずつ。マネジャーも部下も、同じビジネスマンとして、今日からできることがあるはずです。