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SPECIALIST PERSPECTIVES

2023.04.14

基本設計図、実施設計図それぞれの違いについて

基本設計図、実施設計図それぞれの違いについて
暖かくなってきましたね、今年は花粉に加え黄砂の飛散量も多いですね
不快なのでとにかくこの時期が早く過ぎて欲しいと思う今日この頃・・・

基本設計図、実施設計図それぞれの違いについて

○基本設計図とは
設計に取り掛かる際に施主や発注者から要望を細かくヒアリングして建築の用途や意図などを確認します。一方で、建築物を建てるときは都市計画法や建築基準法など多くの法律に準じて建てる必要があります、それには多くの規制、制約があり建築主の要望をすべて実現できるとは限りません。
そのため、施主や発注者にそうした規制、制約や条件を説明しながら調整しないといけません。
設計前に議論する内容例としては、建物の使用目的や規模、耐用年数、建物の仕様、イニシャルコストやランニングコストなどの収支計画、敷地の立地、建築地の地盤、建築基準法等における規制、制約の有無、近隣環境などがあります。これらの調整を経て計画説明書、建物配置図、平面図、立面図、断面図、矩計図(かなばかりず)、電気・給排水などの設備計画概要書などや、外構・主要箇所の展開図などが作成しその後、実施設計図の作成に進むことになります。

〇実施設計図とは
基本設計図が決まると建設会社に工事を発注するために必要な「実施設計図」が作成されます。大きく分けて意匠図、構造図、設備図があり、それぞれさらに細かく分かれています。「意匠図」は建物の形状、全体の構成、間取り、意匠(デザイン)、仕上げ等仕様関係などを明示する役割があります。「構造図」は建築物の梁や柱など建物の強度、安全性に関わる構造体を示す図面です。「設備図」は電気照明配線、水道管やガス管などの配管・配線図、空調ダクト配置図などのことで、各設備の位置や数などがわかります。

次回はそれぞれ詳しくどんな図面があるか解説しますね。

このつぶやきでは、社員が感じたことなどを皆様に発信していきます。
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